ねとふり版の実写ワンピ、観た。
ボツボツ感想はツイッター(Xとは言いません笑)にも載せたので、その焼き直し的文章ですが…
なんといってもまっけんゾの破壊力ですよね!いろいろな意味で。
ゾロの完璧な二の腕と後ろ姿、さすがの立ち回り。私の思うゾロよりずっとベビーフェイスだけれど、これはこれで「まっけんゆのゾロ」が出来上がって面白いと思いました。お目目が大きいゾロに見つめられたら、また違った感情が湧いてきますねえ。私のまっけんゆの印象は「ちはやふる」で止まっていたので、えええこれがあのおぼこ可愛いかったまっけんゆ…?衝撃だったwいや、可愛さはそのままでアップデートされていた。青臭い頃のゾロとして適役じゃないかな。原作より、よりスカしてる感じが終始楽しい。(漫画的ボケは少ないけども)
タズサくんは、とにかくカッケー! 私がサくんの大好きなところは、アホさ情けなさとボロボロに傷ついてきた上に築き上げた「カッコよさ」なので、それを体現してくれたタズサくんに感謝!たくさんトレーニングしてくれてほんとにありがとう。きっと原作のサも、描かれてはないけど蹴りの訓練あんな風にめちゃくちゃしてたんだと思うんだ。蹴りに重さを感じるのが大変美味。全体に筋肉ついているのもリアルで本当に良い。原作のサ君は鉛筆みたいに細いけど、ユニバやサンレスのサくんがさらに戦闘力高く現れた感じ、大変に私得でありがたいです!そして、タズくんの純真な笑顔本当に癒されるね。めっちゃ強いのに清涼感溢れてて、こういう初期のサくんは……アリだ。
まだ全然信頼が存在しない序盤のサとゾ。特にゾ→サ 「あの給仕はどうだか」、ってこの時の本音だね。
実写は序盤なのもあってルとゾの絆が強調されてるように見受けられる。のでゾ→サへの感情は新入りのコイツより俺の方がルの目指す所や良い所を理解してるって自負が、サへの対抗心になって現れてて、サはまだ受け流してる感じ。 古くからのファンと新規ファンの同担を巡るバトルwみたいだなと思った。(「お前にルフィの何が分かる」「おれの料理のファンだ」のやり取りが思いがけず秀逸で、あーなるほど!この実写はこういうゾロの解釈なんだね、と理解した)
なので実写ゾは思ったより嫉妬深く笑、独占欲強いんじゃないかなーなんて。警戒してる人間にはとことん冷徹、今のところ本心から信頼してるのはルだけ、みたいな。(ナミとウソプはようやく仲間になったところ?) サの位置はまだ全く「他人」の域を出てない。戦闘力についてはまあまあだな、位?
そこからどう互いの信頼を獲得していくかの過程を、少しでもいいので実写でも見てみたい。 一度はサシで飲む場面やって欲しい、ナミの時みたいに。アラバスタまでやって欲しいけどオリジナル脚本でそこやってくれていいのよいくらでも^^
実写のサくんはキャッキャメロリ〜ンしてなくて、ただただレディファーストイケメンだから、そこをドン引きするゾと言うよりは「ケッ、よく見る軽薄野郎かよ」みたいな感情が眉の動きだけで伝わってくる笑 。サくんって、あの極端なメロリン取っ払うと、ほんと女子に大人気料理配信してそうな人なんだよな。
で、原作にないシーンとしてゼフに思い切り反抗し散らかしてるサくんがいた。
これ、めっちゃいい!19ってったって、思春期真っただ中だもんね。これくらい反抗していておかしくない。むしろリアリティあって、それだけ荒れた分、サの旅立ちを送り出すゼフの心情がもう、これでもかと際立って、どうしても親目線で見てしまって鼻水びちょびちょの大号泣でした。土下座がなかったとか色々違うところもあったけど、そこは許容範囲だったかな。まあ洋画だから土下座の何たるかが伝わらないよりよほど良いかと…。
けど、ちょっとんん!? ってとこが二つほどあって。
まず。ゾロが斬られた後のくだりで、ルフィのやり取りがあまりにも湿っぽすぎるなと思った。
原作のクールな関係が気に入ってるので、ちょっとあれはやりすぎかなあ。でも、お友達が言ってたのもあるけど海外の文化の違いが演出に現れてるのかもしれない。初見の視聴者の心を動かすにはあの演出が効果的なのかも…(でも私の中ではルフィはあんな風に言わないw)
もうひとつは、ゾが斬られたあの場面をサくんは見てなかった。後から手当てのために現れたのは良かったと思うけど、サゾ、両翼の同志の方なら分かっていただけると思うけど、あの斬られた場面の強烈な印象がサくんのゾロへの理解にのちのちにも影響してると思ってるので、あれ省かれると代わりのエピが必要だよなあサゾ民的には。うーーーーーん
ほか細かいところや原作と違うところはあるけれど、期待していたより大幅に良かった(何様)
コ/ビーとヘル/メッポの再現性すごいし、語り手的な演出も良かった。それにガー/プのイケおじっぷり! ワンピって作品は、おじさんたちの描写の解像度が高いと思うのですがそれを圧倒的リアリティでもって再現してくれている。ゼ/フもミ/ホークもそしてシャン/クスも、おじさんたちめちゃくちゃいい味だしてて良かった。あ、あとバ/ギーはバ/ギーそのものだったね。しゃべり方までちばさんそっくりなのに驚いた。
続編、ありそうなのもうれしい。二人のやり取りがどんなふうに変わっていくのかとっても楽しみです。別物ワンピとしてまた堪能させていただきたいです。
(途中キャラ名に検索除け入れてます、意味ないかもだけど。読みにくくてすみません)